K-Master's Thinking

しがない飲み屋のマスターが、世の中のことを考える。

一年後に迫った消費税の増税。「軽減税率」について感じたこと。

こんにちは。KIMAMASTERです。

 

第4次安倍内閣が発足しました。

近年では珍しく長期になった安倍政権もいよいよラスト3年(だと思う)。

各種イベントが目白押しです。

 

その中のひとつが一年後に迫った消費税の増税

参院選対策で再々延期するのでは?という見方もありますが、果たして?

 

増税するとしても、いわゆる「軽減税率」の問題があります。

この話題が出てから、各方面でいろいろな議論や意見を目にします。

対象品目とその線引き、また現場での対応などが論点となっています。

 

軽減税率、その目的は?

所得や資産の多寡に関係なく同じ税率がかかる消費税。

低所得者ほど負担が重くなる「逆進性」が問題とされています。

そこで低所得者に配慮し、生活必需品の税率を軽減しようというもの。

 

その対象は、

  1. 酒類、外食を除く飲食料品。
  2. 週2回以上発行される新聞(定期購読のもの)

この時点で、既にきな臭さしか感じませんが…(苦笑)

 

1.の酒類、外食は、確かに生活必需品ではない。

しかし「食品」の中にも生活必需品とは言えないものがある。

 

逆にトイレットペーパーや洗剤なんかは生活必需品でしょう。

電気は?ガスは?水道は?生命の根幹を担うもの。

これらが対象外なのはなぜなのか?

 

2.は論外。

どこが必需なのか?それ以上は書きませんが。

 

飲食店が考えること。

飲食店はほとんど関係ないです。

ひとつ気になったのは、食材を仕入た時の税率。

 

これはどうやら「軽減税率」が適用されるようです。

つまり、家庭で消費するために買おうが、お店で調理して提供するために仕入れようが、「飲食料品」を買った時は「軽減税率」が適用されるとのこと。

 

この時点ですでに軽減税率を導入する趣旨・目的を逸脱している気がしますが…。

 

どうするべきか?

結局、誰のための、何が目的の制度なのか?

イマイチ、よく分かりません。

業界との癒着や利権の温床になるだけでは?

そんな懸念が拭えません。

 

低所得者に配慮というなら、10%で揃えて、後で還付するほうが理に適っている

仕組みもシンプルで分かりやすい。

それでは「おいしくない」ということでしょうか?

 

現場も振り回されているようです。

www.jiji.com

www.jiji.com

 

・・・・・

 

いずれにせよ、この議論に時間や労力を費やすのならば…、

消費税は10%でいいから、税の使い方のほうにメスを入れて欲しい。

拡大し続ける予算を徹底的に見直して欲しい。

予算の組み方、使い方、その検証…。

一庶民としては、そちらに時間や労力を費やして欲しいと思うのです。

 

それは「おいしくない」ことなのでしょうか?

 

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。

「分かち合い」の社会は実現できるのか?税制について考えたこと。

こんにちは。KIMAMASTERです。

 

来年、消費税の増税が予定されています。

日本は増税に対する抵抗感が強いそうです。

 

税金…。

自分もできれば払いたくないですね。

個人事業なので、できるだけ節税します。

それでも…。

「払ってもいいかな」と感じるとすれば…、

  • 税金が無駄なく効果的に使われていると感じられる。
  • 目指している将来像が明確で、その実現の為に必要。
  • 安心して生きられる社会を提供してくれる。
  • 負担が公平で、逆進性が弱い。

このような条件が満たされていれば、それほど抵抗なく増税を受け入れられるのだが。

残念ながら、ひとつも満たされていないですね。

これでは増税に抵抗感があるのも無理はない。

 

どんな社会を目指すのか?

それによって税のあり方も決まってくる。

 

他国をざっくり見ると…、

 

アメリカ】は所得税法人税が中心の税制。

富める者が負担するから、そのかわり自己責任で生きてね、という社会。

 

【ヨーロッパ】は、消費税が中心で、貧しい者も負担する。

そのかわり、生きていけるように国が面倒を見ます。

みんなで助け合いましょう、という社会。

 

どちらの社会が良いかは一概には言えません。

どちらも一長一短あると思います。

 

では【日本】は、どんな社会を目指すのか?

政治家には、それを示して頂きたいのです。

そのためにこういう税制にするのだ、と。

 

現状は…、

アメリカ式に「自己責任で生きていけ」と言いながら、ヨーロッパを見習って「貧しき者も消費税を負担しろ」という。

 

これでは、増税に抵抗があって当然ですね。

 

将来が見えなくて、多くの人が不安や心配を抱えながら生きている。

安心して生きられる社会が実現されるなら、応分の負担は然るべきだと思いますよ。

 

「分かち合い」の経済学 (岩波新書)

「分かち合い」の経済学 (岩波新書)

 

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。 

「分かち合い」の社会は実現できるか?日本人には合っていると思うのだが…。

こんにちは。KIMAMASTERです。

 

こんな本を読みました。

「分かち合い」の経済学 (岩波新書)

「分かち合い」の経済学 (岩波新書)

 

 新自由主義を批判して「分かち合い」社会の必要性を説く内容。

 

・・・・・

 

人間には「利己的」「協力的」の両面が存在すると思う。

日本人はもともとは後者の方が強かったのではないか?

家族で協力して、地域で助け合って、組織で力を合わせて…。

そんなDNAが日本人の中に息づいている。

 

しかし近年は、新自由主義の影響か?

個人主義が蔓延する世の中になって「利己的」な部分が幅を広げている。

格差や貧困が蔓延して、自分が生きていくのに必死になる。

将来の不安を抱えて、自分の生活を守るので精一杯になる。

「自分さえ良ければ…」という人が増える。

本来は中心にあるはずの「協力的」な部分をどんどん失っている気がする。

 

・・・・・

 

そんな殺伐とした世の中ではあるが…、

昨今の自然災害を目の当たりにして「協力的」DNAが顔をのぞかせる。

多くの方がボランティアとして参加している。

少しでも力になればと考え、募金に協力する人もいる。

その土地の名産品を買って応援しようという動きも広がりを見せている。

苦しんでいる人を助けたいと思う。

困っている人に力を貸したいと思う。

そんな日本人に息づいてきたDNAが頭を持ち上げ始めている。

 

・・・・・

 

アメリカの言いなりになって個人主義を進めたが、

元来、日本人のDNAに親和的なのは、ヨーロッパ型の福祉社会なのではないか? 

 

政治家だって日本人。

アメリカに追随しながらも、アメリカほど「超個人主義」にはなっていない。

規制緩和を進めながらも、労働規制は強化する。

だから中途半端な個人主義

それが社会を歪めている。

 

アメリカとの関係も大事だが、日本の社会を立て直す方が先決。

格差、貧困を無くし、将来の不安を取り除く。

そうすれば自然に日本人のベースにある「協力的DNA」が発動して「分かち合い」の社会に近づいていくのではないか?

 

・・・・・

 

この本を読んでいて、そんな風に感じました。

後は「政治家がどこを目指すのか」ですね。

どんな社会にしたいのか?

どんな未来像を描いているのか?

残念ながら、今の政治からはまったく見えてきません。

もっとシンプルに、目指すビジョンを示してもらいたいものです。

 

この後「税」についても触れたいのですが、長くなるので分けて書きます。

 

なお、個人的見解ですのでご容赦下さい。

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。