K-Master's Thinking

しがない飲み屋のマスターが、世の中のことを考える。

居酒屋チェーンの店長が過労死。浮かび上がる問題点と、会社側に求める対応について。

こんにちは。KIMAMASTERです。

 

先日、こんな報道がありました。

mainichi.jp

大手居酒屋チェーンのモンテローザが運営する「わらわら」の店長が急死した件。

労基署が労災認定したとの記事。

 

遺族の方が描かれた、過労死を告発する漫画がアップされて話題になりました。

悲痛な叫びが心に刺さります。

 

www.asahi.com

 

53歳、自分と同年代。

居酒屋の店長、今は自営ですが、自分もかつてはFC店の店長。

開店準備中に急死、自分もひとりで開店準備してるので、その時に何かあったら…。

なんとも、他人事とは思えないのです。

 

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管理職の健康被害のリスクについては何度も書きました。

チェーン店の店長の苦労も書きました。

 

先日は管理職の労働時間の把握が来年4月から義務化されることに触れました。

やっと少しは健康被害が減ると期待していたのですが…。

 

しかしこの方は、タイムカードで退勤の操作をした後も仕事をしていたようです。

会社側がそこまで把握できるのだろうか?

疑問が残ります。

 

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この記事で一番気になったのは、日々の生活パターン。

 

勤務していた居酒屋は、深夜の3時に閉店。

朝6時台の始発まで、帰る手段が無い。

その始発電車に乗って、8時に家に着く。

そして昼12時には起きなければならない。

 

これでは仕事どころじゃないですよね。

 

ここで疑問が…。

「店の近くに住めなかったのかな?」

当然、使用者側が配慮すべき問題です。

異動を考慮し、近くにアパートを1室借りておいて、店長にはそこに住んでもらう。

会社側がそんな対応をするべきだと思います。

深夜3時までという、微妙な営業時間ならば尚更のこと。

 

そういうところまできめ細かく見ていかないと、管理職の労働時間の把握だけでは問題は解決しないと感じました。

 

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そして遺族の方も触れていた「労働基準法」。

管理職は「労働者」ではなく、「会社側の人間」と見なされる。

すると「労働時間」「休日」「休暇」の規定は、適用除外になる。

つまり、会社側は違法性がなく酷使できる。

 

その分、給料は高いかも知れない。

でも、健康を害してしまったら元も子もない。

遺族の方も書いていましたが…、

「逃げろ」「生きろ」

 

判断が出来ないほど疲弊する前に、

「逃げろ」そして「生きろ」

生きていれば、どうにかなる。

「あなたはまだ生きている」ってハゲタカさんも言ってます。

 

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これは氷山の一角に過ぎないでしょう。

過労死までではなくとも、多くの管理職が健康被害を受けていると思います。

特に飲食などのサービス業は、過酷な業務を強いられている姿が目に浮かびます。

 

労働者の働き方改革と同時に、管理職のケアをする必要性を強く感じます。

 

そして、もう資本の論理に振り回されるのはやめにしませんか?

 

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。

猛暑の夏に思う、資本主義の矛盾。「まだマシ」なシステムから、そろそろ卒業しませんか?

こんにちは、KIMAMASTERです。

 

なんとも不快な日が続いている。

35℃を超える猛暑。(今日は涼しいが…)

夜になっても熱を帯びた空気が充満していて、押しつぶされそうになる。

異常気象、そして未曾有の自然災害

 

しかし、これらはすべて人間が自ら招いたもの。

資本主義に内在する矛盾がひとつの形となって現れたに過ぎない。

そんな風に思えるのです。

 

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資本主義というシステムは、人間に「物的な豊かさ」をもたらした。

しかし多くの矛盾を孕んでいるのも事実。

それでも他よりは「まだマシ」という理由で延命されてきた。

しかしそのデメリットが、メリットを上回り始めている気がするのです。

 

そのひとつが「自然破壊」

それによる異常気象に自然災害。

そんな資本主義から、そろそろ卒業してもいいのではないか?

 

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過去には賢者たちが資本主義の暴走に歯止めをかけてきた。

だが共産主義が失敗に終わり、ケインズに代わって新自由主義が台頭する。

資本主義が暴走し、加速していく。

 

その中で犠牲になったのが、多くの労働者であり、豊かな自然だった。

 

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資本主義は「物的な豊かさ」をもたらしたが、自然も壊してきた。

これからは壊れたものや奪ってきたものを、

ひとつひとつ元に戻していく作業が必要なのではないか。

 

時間はかかると思う。

それまで地球や人間がもつのか分からない。

それでもゆっくりと着実に進めていくしかない。

これからは資本の論理ではなく、

人や自然の論理が優先されるべきなのだろう。

 

その中で次の新しいシステムが生まれるかもしれない。

その手法は分からないし、正直うまくいくのかも分からない。

でもこのままだと早晩、地球が壊れるか、人類が滅びるかだと思う。

このまま自然や人を犠牲にして資本主義を延命させる価値はもう無い。

 

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昨今の異常気象や自然災害を目の当たりにするたびに、

そんなことを感じるのです。

 

非現実的なのは分かってます。理想論です。ポエムです。

それを進めたからといって、短期的には誰も喜ばないし得もしない。

だから誰もやらない。

そして目先の利益や自己保身のために、破滅の道をひた走るのでしょう。

人間って愚かですね。

 

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あくまでも個人的意見ですのでご容赦ください。

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。 

「管理職の労働時間の把握」義務化へ。良い方向だが、実効性に疑問も…。

こんにちは。KIMAMASTERです。

 

このブログで何度か書いた「管理職」の労働問題。

例えばこちら。 

kimama2016.hateblo.jp

 

働き方改革」で労働者の保護が図られる一方、そのしわ寄せが集中する「中間管理職」に健康被害が多発するのではないか?

そんな内容です。

 

すると昨日、こんな報道が。

www.nikkei.com

 

来年4月から、管理職の労働時間の把握を企業に義務付けるとのこと。

管理職は経営者と一体の立場ということで労働時間規制の対象外だが…、

これにより、管理職だからといってあまりにも無茶な働かせ方はできなくなる。

そんな効果を狙っているのでしょう。

 

良い方向だと評価する反面、その実効性には疑問も残ります。

 

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業務の量が変わらなければ、どこかにしわ寄せが来るのは同じ。

管理職の労働時間が制限されるなら…、

  • 人員を増やす?
  • 事業を縮小する?

前者は昨今の労働市場を考えるとそう簡単ではない。

後者はほとんどないでしょうね。

 

となると…、

結局、管理職が「サービス残業」(賃金が出ないということではなく、労働時間として把握されない残業)してカバーするしかないのでは?

そんな懸念を抱きます。

 

 

それでも「名ばかり管理職」にされた人や、会社に逆らえない人の保護には、一定の効果があるのでしょう。

なんといっても、会社側に「管理職だからといって無茶はさせられない」と思わせる抑止力効果は大きい。

これにより、管理職の健康被害が少しでも減少することを期待します。

 

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ちなみに自営業者の働き方改革は誰もやってくれないので、自分でやるしかありません。

国の施策を見ていると、企業で働く労働者のものばかり。

その分、自営業者は好き勝手にやらせてもらっている訳だが、時にもう少し気を配ってくれても良いのでは?と感じてしまう。

 

これも何度か言及したが…、

選んだ職業によってこんなにも扱いに差があって良いのだろうか?

一票の格差」が違憲ならば、「職業による格差」も違憲だと思う。

法の下の平等に反するのではないだろうか?

 

そんな思いが頭をよぎります。

まぁ、別に期待はしてませんけどね。

 

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。