K-Master's Thinking

しがない飲み屋のマスターが、世の中のことを考える。

年金制度についての個人的見解。

前回の記事で「資本はこの国を捨てるのでは?」と書いた。

その時に国民はどうなるのか?

国が助けてくれるのだろうか?

 

そうでもなさそうだ。

先日、金融庁から指針が出た。

ざっくり言えば、少子化で年金水準の維持が難しい。

だから自分でどうにかしろ、というもの。

 

資本に見捨てられ、国にも見捨てられる国民は、いったいどうなる?

 

丸投げする前に、現実をはっきりさせてくれ。

一番の問題は「どうなるか分からない」こと。

将来が見えないから不安になる。

だったら、

「今の状況では年金はこれしか出せない。

だから足りない分は個人でやってくれ。」

と言われたほうがすっきりする。

 

老後はベーシックインカムに一本化するべき。

個人的にはこれがベストだと思う。

公的年金はすべて廃止し、税による高齢者ベーシックインカムを導入する。

支給は70歳から。水準は国民年金満額レベルでいいだろう。

 

国民は負担していた年金保険料を貯蓄に回してもいいし、消費してもいい。

個人の選択に任せる。

 

企業にとっては、従業員の年金保険料の半額負担が無くなり、事務作業も軽減される。

年金に関わる行政の仕事もかなり減るはず。

 

高齢者の生活保護も現金給付は不要になる。

住宅などの現物給付のみで良い。

 

現役世代は「負の所得税」の導入を。

一定の所得以下の人にはマイナスの所得税

つまり最低限の生活を維持するための現金給付を行う。

これにより、失業保険は不要になる。

職業紹介、職業訓練などは民間に任せる。

不透明で非効率な助成金はすべて廃止。

 

生活保護は高齢者と同様。

 

財源は消費税が中心で良いと思う。

逆進性が強いが、低所得者層ほど恩恵を受けるので。

 

段階的に切り替えを。

既得権益を持っている人々がいるので、急に変えるのは難しい。

だが、将来世代と痛みを分けあうためにも、可及的速やかに変更するべき。

小手先だけの修正はもう終わりにして、抜本的な改革を求めたい。

 

・・・・・

 

年金その他のセーフティーネットは、人生設計においての重要なファクター。

「安心させろ」とは言わないが「はっきりしてくれ」とは言いたい。

国民を不安にさせないために事実を隠しているのだろうが、

そのことが逆に不安を増幅させていることに気づいて欲しい。

事実が明確になれば、それを受け入れ、そこから歩き始められるのが人間ではないか。

 

※すべて個人的見解です。

「終身雇用は守れない」発言から考える、資本と国家の関係について。

こんにちは。KIMAMASTERです。

 

経団連会長に続き、日本のトップ企業、トヨタの社長からも「終身雇用は守れない」発言。

いよいよ正社員の瓦解が本格化するのだな、と感じる。

しかし、…だ。

企業というものは、利益を追求するだけのものではない。

社員とその家族の人生を背負っている。

社会的に有益な活動を行う主体でもある。

利益のみを考えて「終身雇用を守れない」と言うのならば、

もはや企業としての重要な役割を放棄したとも見て取れる。

 

終身雇用が絶対良いとは思わないが…、

日本の財界トップがこの発言をするのはいかがなものか。

終身雇用が守れなければ、従業員は将来の人生設計が描けなくなる

当然、結婚、子育てを躊躇する人が増えるだろう。

更に一層、少子化、人口減少が進み、国は衰退の一途を辿る。

 

それは企業、というか「資本」にとっては、どうでもいいことなのか?

自らが増殖できれば、国が衰退しようが、国民がどうなろうが、知ったことではない?

そう思えてならないのだが、財界のトップはどう考えてのご発言なのか?

 

・・・・・

 

一連の報道を見ていて感じること…。

「早晩、資本はこの国を見捨てるのではないか?」

資本が簡単に国境を越えられる時代。

利益が上がらず自己増殖できなくなったら、資本は国家を捨ててどこへでも行く。

 

かつては政界、財界が持ちつ持たれつの関係で、利害が一致していた。

本来は国がやるべき福祉の一端を企業に担わせ、その分、何かと優遇してきた。

その関係が崩れている。

明らかに資本が優位になって、国家を振り回している

 

ならば国=政府は、もう資本の言いなりにならなくてもいいのではないか?

資本に都合のいいような政策ばかりやる必要はない。

資本の利益が国益になるとは限らなくなっている。

 

・・・・・

 

「経済力=国力」と考えて走ってきた日本。

それはこの国に大いなる豊かさをもたらした。

だが、ここでふと考える。

「資本が日本を捨てて出て行ったしまったら…。」

その時、日本に、そして国民に、いったい何が残るのだろう。

想像するだけで恐ろしいが、現実になる時が近づいているのかも知れない。

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。

※飲み屋のマスターの素人見解なので、間違いがあったらご容赦下さい。

コンビニの24時間営業から考える、労働力と資本の関係について。

こんにちは。KIMAMASTERです。

 

労働者不足によってコンビニの24時間営業が困難になりつつある。

FC本部とオーナー側の対立が激化し、公取委も乗り出したとのこと。

www.jiji.com

そして、最大手のセブンイレブンでこの話しが出ると、

他のチェーンからも一斉に同様の話が…。

mainichi.jp

この点については、だいぶ前にこのブログでも触れました。 

kimama2016.hateblo.jp

さて、コンビニの未来はどんな姿になるのだろうか?

 

資本主義の末期を感じる。 

労働者の減少。労働力の不足。

言われて久しいが、改善する気配は無い。

むしろそれ故に営業時間短縮や店舗縮小、中には倒産する企業もある。

労働力を自由に使えなければ、資本が増殖するのは難しい。

資本主義もいよいよ末期だな、と実感する。

 

資本の理想は、労働者を24時間働かせること。

それは労働力を完全な商品にすることに他ならない。

しかし、人間は機械ではない。

壊れたからといって、作り直す訳にはいかない。

 

資本家にとって都合のいいように、非正規雇用を拡大してきた。

そのツケが回ってきたのだろう。

結婚をあきらめた多くの非正規労働者

当然、労働力の再生産ができなくなる。

資本は過剰なほど蓄積されているのに、労働力は限りなく減っていく。

もはや資本の思い通りには行かない。

 

この結果を招いたのは…、

資本自体の自壊運動にも感じるし、プロレタリアートの声なき反乱にも感じる。

 

日本の資本主義はどこへ?

しかし資本主義がこのまま黙って死を迎えるとは思えない。

過剰な資本はどこへ行くのか?

人口が減り、労働力が不足し、消費が減退していく日本では、もう増殖できない。

ところが今は、資本は簡単に国境を越える。

増殖できる所を見つけて、どこへでも流れて行く。

それでは国は困ってしまう…。

 

「一億総活躍」を掲げて、女性や高齢者を活用しようとする政府。

民間はAIの導入で労働力不足を補おうと目論む。

強大な力を携えた「資本」に振り回されて右往左往する人間たち。

俯瞰するとそんな滑稽な画に見えてしまう。

本来は人間がコントロールするべきものなのに…。

 

・・・・・

 

労働力を「商品」として自由に使えなくなりつつある日本。

過剰な資本は何処を目指すのか?

国は何か出来るのだろうか?

個人はどう行動するべきなのか?

 

今しばらく考察を続けたいと思います。

 

なお、飲み屋のマスターの素人考えです。

誤解などありましたらご容赦下さい。

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。