K-Master's Thinking

しがない飲み屋のマスターが、世の中のことを考える。

今は労働者が強い立場だが…。安心していて良いのだろうか? 資本主義の仕組みから考える。

こんにちは。KIMAMASTERです。

 

昨今の失業率、有効求人倍率、そして労働法制の強化を見ると、労働者側が強い立場になりつつあるようです。

いい事だ、と思いますが、果たして安閑としていて良いのでしょうか?

 

搾取する対象が必要な資本主義。

「搾取する側」と「搾取される側」があっての資本主義。

いろいろな所でそんな場面が見られます。

  • 先進国が途上国から搾取。
  • 資本家が労働者から搾取。
  • 大企業が下請け企業から搾取。
  • 国内の貧困層からも搾取(サブプライム)。
  • 年寄りが若者から搾取。
  • 正社員を守るために非正規労働者から搾取。など。

 

資本主義的な仕組みは「搾取する対象」があって初めて成り立つもの。

さて、今後の展開はどうなるのか?

 

過去の歴史を見ると…。

搾取する対象が無くなってくると、さらに弱いものを見つけていく。

かつての中間層がどんどん貧困層に没落しているように、資本家が生き残るために今まで以上に多くの一般市民が犠牲になる図が浮かびます。

成長が難しい以上、パイは限られている。

今は労働者側が強い立場だが、資本家が既得権益を手放す訳がない。

さらに弱いものを見つける、あるいは作り出してでも搾取し続ける。

その為に、正社員の中での「選別」が始まるのではないか?

正社員も安泰ではなくなる、そんな未来を予想してしまいます。

 

雇用環境はどうなるのか? 

そう考えていくと今後は正社員の流動化が起きるのではないか?

採用した正社員を全員守っていくことは難しくなる。

正社員を一律で扱うのには無理がある。

査定や昇給、昇格で差をつけるだけでは生き残れない。

 

資本家が生き残るために、正社員の一部を切り捨てるのではないか?

会社にしがみついているだけの正社員は今後淘汰されていく。

優秀な社員は手厚く守り、それ以外は流動化すると思う。

 

制度としては…。

海外では一般的な「金銭解雇」ができるようになる?

横並びで上がっていくような年齢給は無くなる?

賃下げもやりやすくなる?

退職金制度(税制)も見直される?

 

「日本的雇用システム」から「グローバルスタンダード」へ。

時代が変わっているので、当たり前なのですが…。

 

組合の反対が予想されますが、果たしてどこまで力があるのでしょうか。

 

いい面もある。

  • 雇用が流動化することで、成長産業に人が流れるようになる。
  • 途中でやめても不利がなければ、無理して会社にしがみつく必要がなくなる。
  • 金銭解雇が可能なら、雇用調整ができるので、正社員として雇いやすくなる。

…などなど。

 

・・・・・

 

かなりドラスティックなので一気に進むとは思えないが、確実に進んで行くのでしょう。

となると、今の雇用環境の改善を喜んでばかりもいられないのではないか?

働く者としての安定安心は、極めて狭き道になる気がします。

 

ただしメリットも多い雇用制度改革。

若者にとってはプラスになる可能性も高い。

今後の展開を注視していこうと思います。

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。