K-Master's Thinking

しがない飲み屋のマスターが、世の中のことを考える。

「データ改ざん問題」から考える、企業の本来のあり方と将来の姿。

こんにちは。KIMAMASTERです。

 

前回の記事の最後にちょっと触れましたが、昨日またまた出ました。

企業の「データ改ざん」問題。

神戸製鋼から始まり、三菱マテリアル、そして東レ

その前には、日産にスバル(「無資格検査」問題)。

あと、東芝不正経理とか。

全部を把握していませんが、後を絶ちませんね。

 

その原因はどこにあるのか?

その他、様々な問題の根っこは「株主構成」の変化にあるのではないか?

外国人株主の増加、物言う株主の増加、その要請で四半期決算の導入

中長期的な視点での計画や投資よりも、目先の数字が求められるようになる。

そして過剰な競争。シワ寄せは現場、下請け、従業員にやって来る。

その重圧に耐えかねて、不正や改ざんに手を染める。

あるいは「過労死」や「自殺」という悲惨な結末を迎える。

 

これが「グローバルスタンダード」ということなのか。

日本人が、企業も、経営者も、労働者も、それに慣れて行くしかないのか?

 

短期的な数字が求められる結果として、

  • 中長期的な視点での投資ができない。
  • リスクを負って挑戦する気持ちを喪失する。
  • 短期的にコスト増となる給料のアップに消極的になる。
  • そうしているうちに内部留保が積み上がっていく。

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経済学の視点と、自分の考え。 

今では家計をしのぎ、企業が最大の貯蓄主体となっている。

かつては家計が貯蓄し、企業は借金をして投資をしていた。

経済学者の吉川洋氏は言う。

「これが本来あるべき資本主義経済の姿と言えるのか?」と。

そして、

企業は「時代が変わった」と言うが、変わったのは「時代ではなく企業」なのだと。

 

経済学の巨匠も言う。

イノベーションの担い手(=企業)にとっては金銭的なリターンよりも、未来に向けた自らのビジョンの実現こそが本質的だ(シュンペーター

企業の投資は「アニマル・スピリッツ」によるもので、合理的な計算のみに頼るなら企業は衰退する(ケインズ

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このままでは日本企業は総崩れしてしまうのではないか?

そんな懸念を抱かずにはいられない。

 

そこで提案。

上場企業は自ら上場を廃止して、「非上場企業」にしたらどうだろうか?(実務的なことはよく分かりません。ごめんなさい)

 非上場にすることにより、短期的な利益に囚われすぎず、株価の変動に一喜一憂せず、株主の方ばかり気にすることなく、短期と中長期のバランスを考慮しながら経営できるようになる。そんな姿が求められるのではないか?

確かに競争に勝つことも大事でしょう。目先の目標を達成するために頑張ることも必要です。でも、行き過ぎは良くない。バランスを失えば必ずどこかに歪みが出て来る。本来はもっと大切にすべきもの、従業員、顧客の信用、企業としての矜持、そういったものを失いかねない。

それでいいのだろうか? 今、問われている気がします。

 

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この本から学んだことを、一部、参考にしました。

 次回はこの本から、人口について考えたことを記します。

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。