K-Master's Thinking

しがない飲み屋のマスターが、世の中のことを考える。

「人口減少」と「経済成長」について考える。

こんにちは。KIMAMASTERです。

 

「人口」「経済」「成長」に関し、いくつか疑問があります。

  • 人口が減っていくのに、(経済)成長なんてできるの?
  • そもそも(経済)「成長」を求める必要ってあるの?
  • 「経済成長=GDPの増加」が、人々の幸せにつながるの?
  • 経済が成長すれば、様々な問題が解決するの?

自分の考えは全て「否」なのですが、いろんな考えに触れて見たい。

 

最近、こんな本を読みました。  

 

「人口」は経済成長のひとつの要因だが、全てではない。人口が減っても、イノベーションによって経済は成長できる。

日本は経済成長により、世界有数の長寿国になった。そんな社会に適するような変化(=イノベーションが起こることで、さらに成長できるチャンスがある。

だから、過度に悲観することはない。日本企業はそれに向けて前向きに投資をすべきだ。

 

というのが、経済学者である著者の主張です。

 

 

「成長」という言葉のイメージ。

「成長」あるいは「経済成長」という言葉は良くないですね。

GDPの増加」という指標も良くない。

どうも量の拡大、数の増加、そんなイメージが付きまとう。

 

本来は「質の向上」「クオリティの改善」も「成長」に含まれるはず。

質的な成長はGDPの増加では測れない。

もちろん人の幸福度もGDPでは測れない。

 

GDPがマイナスであっても、質的な成長や幸福度の増加は、ありうるのではないか?

 

これからの時代に合う、新しい指標を作って欲しい。

それともすでに何かあるのでしょうか?

 

 

「ゼロ成長」はネガティブか?

人口が減っていく以上、±0でも実質は成長していそうだが…。

本書では「ミルのゼロ成長論」に触れています。

ジョン・スチュワート・ミル。1800年代の経済学者)

 

多くの経済学者は、

経済成長こそ豊かさの基で、いかに水準が高くてもゼロ成長では豊かさをもたらさない。しかし成長は無限には続かず、いずれ定常状態に落ち着く」と考えていた。

 

この「定常状態」を、ミルはむしろ評価する。

「成長と言っても、何を目指しての成長なのか?成長を求めて人々が生存競争を繰り広げる社会でいいのか?」とミルは問いかける。

そして…。

「先進国ではひたすら成長を追い求めるよりも、定常状態のほうがより大きな幸せをもたらす」といい、ゼロ成長をネガティブには捉えないのです。

 

19世紀の賢者の言葉ですが、今の時代にもそのまま当てはまりそうですね。

人口減少社会の日本では「ゼロ」を達成するのも容易ではない気がします。

 

・・・・・

 

まだ触れたい点もありますが、長くなるのでまたの機会にします。

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。