K-Master's Thinking

しがない飲み屋のマスターが、世の中のことを考える。

『ビール類の出荷、13年連続で減少』 との報道が…。「ビール離れ」の行方はいかに?

こんにちは。KIMAMASTERです。

 

2017年の「ビール類」の出荷数量が13年連続で減少、とのニュースが。

jp.reuters.com

 

その理由として挙げられているのが、

 

その他の変化として…。

  • 今年4月から「ビールの定義」が変更されて、使用できる副原料の範囲が広がります。ヨーロッパのビールなどで見られるように、オレンジピールコリアンダーなどを加えたビールが登場すると思われます。
  • また、ビールと称するには麦芽の比率が67%以上必要でしたが、4月以降は50%以上に変更になります。
  • さらに2026年には、ビール類の税率が一本化されます。

 

このようなビール類を巡る変化を前にして、今後はどこへ向かうのでしょうか?

 

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人は「ビール」に何を求めるのか?

  1. とりあえず最初の一杯として飲む。
  2. 喉の渇きを癒やすために飲む。
  3. 純粋にビールが好きで飲む。
  4. ビールに合う料理の時に飲む。
  5. 宴会で注がれたので飲む。

 

①の「とりあえずビール」派は減少していくでしょう。家飲み、外飲みとも、サワーや缶チューハイにとって代わられつつあります。

 

②は夏場は減らないとは思うが…。家飲みは価格の安い「発泡酒や第3」にシフトしていたが、店頭価格上昇、26年の税率一本化を考えると、やはり缶チューハイなどが優位になるのでしょうか。

 

③は、ビールの需要を支えていく層。この層の人を増やせるかがポイント。クラフトビールなどの投入も、そこが狙いでしょう。

 

④焼肉など、この料理にはビールしかないだろ、という時に飲む。ただ、外食自体が減っているので、ビールの消費も頭打ちか?

 

⑤は絶滅しそうです。宴会自体が減っているようですし、出席しても無理に飲まない人も多い。無理に飲ませると、すぐパワハラとか言われますしね。

 

こう見ると③以外は減少は避けられなさそうですね。

 

今後の展開は…?

自分の持っているイメージとしては…、

  • 人口減少による、販売量の減少は避けられない。
  • 「飲酒スタイル」の変化。
  • 大きく二極化に向かうのではないか?

酒類に限らず、人口減によって総量は減少していくものと思われます。新しい商品を出しても、結局既存のパイの中で食い合うだけなので、全体のパイが増えない限り、総量は増えないでしょう。

「ビール」というカテゴリーだけで考えるなら、やはり「真のビールファン」を増やしていくしかない。若干割高でも、ベルギービールに見られるような、いろいろなタイプのビールを出していく。「飲む楽しみ」「味わう楽しみ」「選ぶ楽しみ」を提案していく。

4月からの改正は「販売量を増やすため」ではなく、「真のビールファンを増やすため」という意味では大きなチャンスなのかも知れません。

たとえ全体の総量が減ったとしても、そういう「コアなファン」を創っていくことが、大手メーカーにも求められるのではないでしょうか?

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。