K-Master's Thinking

しがない飲み屋のマスターが、世の中のことを考える。

小手先の修正だけではどうにもならない「年金制度」。新しい仕組みを提案してみる(前編)。

こんにちは。KIMAMASTERです。

 

前回「夫がサラリーマンか自営業かで年金に差があるのは違憲だ!」と書きました。

指摘しただけでは建設的でないので、今回は自分なりの提案をしてみます。

 

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  1. 職業にかかわらず、年金制度を一本化する。(個人単位)
  2. 老後のセーフティーネットとしての役割に特化する。
  3. 基礎年金部分は全額税で賄う。国がやるのはそこだけにする。

 

年金制度はその都度、小手先で修正を繰り返してきたため、継ぎはぎだらけの極めて複雑な制度になっています。抜本的に見直すことが必要です。

 

人口構成が変わって、世代間扶養は成り立たない。

高齢者1人を現役世代が何人で支えるか」という話をよく聞きます。

今の仕組みは、現役世代の保険料高齢者の給付を賄うシステム。(積立金や一部税金もありますが)「賦課方式」といわれる型です。

でもこれだけ人口構成が変わってくれば、その仕組みが維持できる訳がない。かといって自分で払ったものを将来受け取る「積立方式」というのも、しっくりこない。私的な個人年金保険と変わらない気がする。

 

年金の役割を冷静に見ると、

  1. 退職して収入が無くなる老後の生活保障。
  2. 個人では負えない長生きのリスクの社会的分担。

この2つがメインだと思います。「積立方式」だと2.がカバー出来ない。

この2つに特化した仕組みを作るのが最適かと思います。

 

全国民共通、個人単位の「新型基礎年金」へ。

これは全額「税」で賄います。(現在の基礎年金は1/2が税金)

給付金額は一律。国民年金満額の78万円では少々心もとないので、10万円/月とします。(金額の多寡は、一旦置いておきます。まずは制度をシンプルにしたい。

そして、それ以外の国がやる年金制度はすべて廃止。あとは個人に任せましょう。

 

老後、もう少し余裕が欲しい人は、個人で積立てるか、個人年金保険に入る。ライフステージや個人の価値観に合ったやり方で老後に備える。子育てにお金がかかる時期はそちらに収入の多くを回して、余裕ができたら老後に備えるなど、柔軟な対応が可能になる。

今の仕組みだと、どんな状況だろうと一律〇〇%、あるいは一律〇〇円というふうに、保険料を徴収されます。

 

「強制的に徴収されないと、なかなか貯金とかできないのでは?」

それでも、この「新型基礎年金」で、最低限の生存は保障されます。

 

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この仕組みにすると、こんなにメリットが。

  1. 負担を現役世代に押し付けなくてよくなる。(現役世代の保険料で給付を賄うという型から脱却)
  2. 人口構成が変わっても関係なし。
  3. 高齢者の貧困(無年金者など)が減る。
  4. 3.により、高齢者の生活保護は必要なくなる。
  5. 国民年金の未納問題が無くなる。
  6. 年金にかかわる行政の手間やコストが大きく削減される。
  7. 厚生年金の事業主負担が無くなる。その分、給料のアップにつながる(かも)。
  8. 強制的に徴収されていたお金を、ライフステージに合うように有効活用できる。7.と合わせて経済効果も。
  9. 企業の人事総務課の仕事が軽くなる。
  10. 法の下の平等の理念に合致する。(職種による差がなくなる)
  11. 生存権の保障につながる。年金は福祉へ。などなど。

 

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メリットが多いと思いますが、懸念材料もあります。

長くなるので、次回の記事に続きます。

 

 

自分の見識の範囲で考えうることを書きました。

もしかしたら識者の方や政治家の方が提言している内容と被るかもしれません。

そのあたり、あまり把握していませんのでご容赦下さい。

あくまでも飲み屋のマスターの個人的見解です。

 

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。