K-Master's Thinking

しがない飲み屋のマスターが、世の中のことを考える。

「働き方改革法案」が閣議決定されたのだが…。本当に労働者にメリットはあるのだろうか?

こんにちは。KIMAMASTERです。

 

働き方改革関連法案」が閣議決定されました。

裁量労働制」が外された時点で、法案提出は見送るのでは?と思っていたので、ちょっと意外でした。

 

さて「働き方改革」と言う以上、労働者のための改革だと思います。

中でも一番メリットがありそうなのが「残業時間の上限規制」。

本当に労働者のためになるのでしょうか?

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「残業時間の上限を規制する」

労働者側にとってはメリットのある規制のようです。

しかし……。

 

懸念①「今よりももっと疲弊するのではないか?」

  • 一人一人の労働時間が制限された分、人員を増やす必要がある。
  • しかし、現状では簡単に増やせるとは思えない。
  • 制限された時間の中、今までと同じ人数で、同じ量の業務をこなすことになる。
  • 更なるハードワークが必要になり、精神的なプレッシャーもより増えるのでは?
  • そしてしわ寄せは中間管理職へ向かう。

 

懸念②「残業減=収入減になった時にどうするのか?」

  • 残業が減れば収入も減る。その分を補うために副業したりすれば本末転倒。
  • 収入が減れば支出も減らす。家計引き締めが経済にマイナスの影響を及ぼす。
  • その分を妻が働いてカバーする。時間に余裕のできた夫が家事をする。それが狙いでしょうか?でも、そんなにうまく行くとは思えないが。

 

懸念③「労働生産性は上がるのか?」

  • 同じ利益が得られるならば、労働時間が減った分、労働生産性は上がる。
  • しかし残業規制がかかれば、業務に支障が出る恐れがある。
  • ビジネスチャンスを逃したり、クオリティの低下が予想される。
  • 業績が悪化し、利益が減り、結局、労働生産性は上がらない。
  • 労働者の賞与や昇給にも影響し、更なる家計引き締め効果が。

 

裁量労働制」をセットにするはずだったのだが…。

そんな懸念を払拭するために、労働時間の規制を外す「裁量労働制」を組み合わせた。「残業時間の上限規制」を骨抜きにしようと目論んだのだが…。

しかし、諸々の問題で、今回の法案から外されてしまった。「高プロ」だけでは、いかにも射程が狭すぎる。

 

では、なぜ法案提出に踏み切ったのか?

 

働き方改革」関連法案は安倍政権の看板政策のひとつであり、とにかく何でもいいから成果をアピールして政権を維持したい。そのためだけの法案提出に思えてなりません。

こんな状態でも無理やり閣議決定した所に、現政権の焦りを感じますね。

 

・・・・・

 

働き方改革」という耳障りの良い名称を付けていますが、本当は誰の為の改革なのか?その先にどんな企業・労働者のあり方を描いているのか?

残念ながら自分にはよく見えてきません。

目先の問題に対処療法を施しているようにしか思えないのです。

 

低成長時代の中で、どんな社会を目指すのか?

そのグランドデザインを描いて欲しいものです。

 

個人的な見解で、誤解・勘違いなどありましたらご容赦下さい。

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。