K-Master's Thinking

しがない飲み屋のマスターが、世の中のことを考える。

「分かち合い」の社会は実現できるか?日本人には合っていると思うのだが…。

こんにちは。KIMAMASTERです。

 

こんな本を読みました。

「分かち合い」の経済学 (岩波新書)

「分かち合い」の経済学 (岩波新書)

 

 新自由主義を批判して「分かち合い」社会の必要性を説く内容。

 

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人間には「利己的」「協力的」の両面が存在すると思う。

日本人はもともとは後者の方が強かったのではないか?

家族で協力して、地域で助け合って、組織で力を合わせて…。

そんなDNAが日本人の中に息づいている。

 

しかし近年は、新自由主義の影響か?

個人主義が蔓延する世の中になって「利己的」な部分が幅を広げている。

格差や貧困が蔓延して、自分が生きていくのに必死になる。

将来の不安を抱えて、自分の生活を守るので精一杯になる。

「自分さえ良ければ…」という人が増える。

本来は中心にあるはずの「協力的」な部分をどんどん失っている気がする。

 

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そんな殺伐とした世の中ではあるが…、

昨今の自然災害を目の当たりにして「協力的」DNAが顔をのぞかせる。

多くの方がボランティアとして参加している。

少しでも力になればと考え、募金に協力する人もいる。

その土地の名産品を買って応援しようという動きも広がりを見せている。

苦しんでいる人を助けたいと思う。

困っている人に力を貸したいと思う。

そんな日本人に息づいてきたDNAが頭を持ち上げ始めている。

 

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アメリカの言いなりになって個人主義を進めたが、

元来、日本人のDNAに親和的なのは、ヨーロッパ型の福祉社会なのではないか? 

 

政治家だって日本人。

アメリカに追随しながらも、アメリカほど「超個人主義」にはなっていない。

規制緩和を進めながらも、労働規制は強化する。

だから中途半端な個人主義

それが社会を歪めている。

 

アメリカとの関係も大事だが、日本の社会を立て直す方が先決。

格差、貧困を無くし、将来の不安を取り除く。

そうすれば自然に日本人のベースにある「協力的DNA」が発動して「分かち合い」の社会に近づいていくのではないか?

 

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この本を読んでいて、そんな風に感じました。

後は「政治家がどこを目指すのか」ですね。

どんな社会にしたいのか?

どんな未来像を描いているのか?

残念ながら、今の政治からはまったく見えてきません。

もっとシンプルに、目指すビジョンを示してもらいたいものです。

 

この後「税」についても触れたいのですが、長くなるので分けて書きます。

 

なお、個人的見解ですのでご容赦下さい。

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。