K-Master's Thinking

しがない飲み屋のマスターが、世の中のことを考える。

資本主義の及ばない裏路地からこの世を見ると…。私たちは何処へ行こうとしているのか?

こんにちは。KIMAMASTERです。

 

この世に生を受けた時から空気のように存在していた資本主義

特に疑う事もなく、その世界を生きてきた。

それが最も良い制度だと思っていた。

確かにそういう時代もあった。

それに替わるものは無いと感じていた。

矛盾が生じても、他の制度よりはまだマシだと考えていた。

 

しかし、

ここまで格差が拡大し、環境を破壊して来ると、

「本当にこれで良いのか?」

という疑念に駆られることもある。

 

こんな本を読みました。

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いま私たちが生きている世界を理解するために、

「資本主義が及ばない裏路地」から世の中を眺めてみようという一冊。

 

この本の第4章に「猫の目線で人間社会を見る」という章がある。

猫が人間に問いかける。

「あなたたちは自然を壊して、あくせくと働いて、大量のゴミを出して、いったいどこへ行こうとしているのですか?」

 

地球上の生物は「自然の一部」として生きている。

人間だけが…、

自然に挑戦し、

自然と対立し、

自然を加工しようとしている。

 

それは文明であり、進化だと言う。

それを否定はしないし、その恩恵にあづかっているのも事実。

しかし、このまま成長を目指して進んで行った時に、

「私たちはどこへ行こうとしているのか?」

その問いに答えられるのだろうか?

 

いま、世の中は成熟に入っている。

その時に望むことは、

どこまでも発展していくことよりも、

この平安と安定が続いてくれることなのではないか?

 

それでも成長を求めるのは、

企業や資本家が、経済が成長しないと困るからなのだろう。

資本主義、そこに生まれた株式会社。

いずれも経済が右肩上がりで成長することが前提で作られたシステム。

だから無理矢理にでも成長を目指す。

 

その企業に「票」も「カネ」も依存している政治家さんたちは、

企業のために経済成長を実現しようと躍起になる。

 

・・・・・

 

しょせん、人間は自然の一部である。

自然を支配するのではなく、自然と折り合いを付けて生きていくべきだ。

昨今の自然災害を目の当たりにする度に、そんなことを考えさせられる。

 

「持続可能性」

それを考えるのは人間だけで、他の生き物にとっては当たり前なこと。

意識することすら無い。

彼らは、自分が生きていく上で必要な分を摂取するだけだから。

 

・・・・・

 

さて、社会が成熟して、成長が鈍化し、定常状態に入ってきた経済。

成長を目指すにしても、いったいどこへ行こうとしているのか?

国を司るリーダーは、その答えを示すべきだと思います。

そんなことを考えさせられる本でした。

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。