K-Master's Thinking

しがない飲み屋のマスターが、世の中のことを考える。

「終身雇用は守れない」発言から考える、資本主義のゆくえ。

こんにちは。KIMAMASTERです。

先日、経団連会長の「終身雇用は守れない」発言がありました。

正社員の瓦解はだいぶ前から始まっていたので、特に驚きはありません。

優秀な幹部候補だけ優遇し、正社員として「囲い込む」

あとは契約社員、もしくは派遣社員で賄う。

そんな趣旨でしょうか。

 

将来のビジョンが描けなくなる。

終身雇用などのいわゆる日本的雇用慣行が絶対的に良いとは思いません。

ただ国の発展に寄与してきたのも事実。

終身雇用(+年功賃金)が崩れることで、人生設計が描けなくなる可能性が高い。

結婚や子育てを躊躇する人がさらに増えるでしょう。

 

そうすると…。

労働力の再生産ができなくなって、資本家も困るのではないか?

AIや外国人労働者に置き換えればいいと思っているのだろうか?

また労働者=消費者でもあるわけで、国内消費も低迷の一途をたどる。

国の衰退は明らかで、経団連会長はどうお考えなのか?

さすがにそのお立場なら、国の将来のことも考えてのご発言だと思うのだが…。

 

「囲い込む」と言えば…。

資本主義が始まるきっかけとなったのが、英国の囲い込み(エンクロージャー)

領主や地主が解放耕地だった土地を囲い込んで、私有化した。

農村を追われた農民たちは都市に流れ込んで労働者になった。

労働力の商品化、資本主義の始まりと言われる。

 

さて、正社員を追われた人々はどこへ流れ込むのか?

唯一希望があるとすれば…。

正規、非正規に分断された労働者層の再結集ですかね?

 

ここからは妄想です。

幹部候補の囲い込みから漏れた正社員は、非正規へと流れ込む。

で、現在の非正規層と合体して、ひとつの大きな階層が生まれる。

数が多くなれば、政治家も無視できなくなる。

そのうち、この中からカリスマ的なリーダーが現れ…。

幾多の妨害と闘いながら、勢力を結集しやがては…。

 

って、これって革命ってヤツですかね?

けっしてそれを望んでいる訳ではありませんよ(汗)

ただ、ひとつの対抗軸が生まれるのは良いことだと思います。

この層が分厚くなれば、政治を動かす力になれるのでは?

そんな期待が…無いかな~(苦笑)

 

資本主義はどこへ行く?

日本的雇用慣行が効果的だった時代もあった。

それをベースに経済成長し、分厚い中間層が形成された。

将来のビジョンが描け、人口も増えた。

だがグローバル化が進む中で、そういった雇用慣行はことごとく打ち砕かれていく。

その結果、すでに中間層は没落し、格差も拡大している。

 

中間層を切り崩して延命してきた資本主義。

その中間層も居なくなった時…。

最後は資本家同士の食い合いが始まるのではないか?

それはいいことなのだろうか?

 

・・・・・

 

暴走していく資本主義は、どこへ行くのだろう。

それをコントロールできる人(国?)は現れるのか?

行く末を案じずにはいられません。

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。

 

※飲み屋のマスターの個人的見解です。誤解などありましたらご容赦下さい。