K-Master's Thinking

しがない飲み屋のマスターが、世の中のことを考える。

「終身雇用は守れない」発言から考える、資本と国家の関係について。

こんにちは。KIMAMASTERです。

 

経団連会長に続き、日本のトップ企業、トヨタの社長からも「終身雇用は守れない」発言。

いよいよ正社員の瓦解が本格化するのだな、と感じる。

しかし、…だ。

企業というものは、利益を追求するだけのものではない。

社員とその家族の人生を背負っている。

社会的に有益な活動を行う主体でもある。

利益のみを考えて「終身雇用を守れない」と言うのならば、

もはや企業としての重要な役割を放棄したとも見て取れる。

 

終身雇用が絶対良いとは思わないが…、

日本の財界トップがこの発言をするのはいかがなものか。

終身雇用が守れなければ、従業員は将来の人生設計が描けなくなる

当然、結婚、子育てを躊躇する人が増えるだろう。

更に一層、少子化、人口減少が進み、国は衰退の一途を辿る。

 

それは企業、というか「資本」にとっては、どうでもいいことなのか?

自らが増殖できれば、国が衰退しようが、国民がどうなろうが、知ったことではない?

そう思えてならないのだが、財界のトップはどう考えてのご発言なのか?

 

・・・・・

 

一連の報道を見ていて感じること…。

「早晩、資本はこの国を見捨てるのではないか?」

資本が簡単に国境を越えられる時代。

利益が上がらず自己増殖できなくなったら、資本は国家を捨ててどこへでも行く。

 

かつては政界、財界が持ちつ持たれつの関係で、利害が一致していた。

本来は国がやるべき福祉の一端を企業に担わせ、その分、何かと優遇してきた。

その関係が崩れている。

明らかに資本が優位になって、国家を振り回している

 

ならば国=政府は、もう資本の言いなりにならなくてもいいのではないか?

資本に都合のいいような政策ばかりやる必要はない。

資本の利益が国益になるとは限らなくなっている。

 

・・・・・

 

「経済力=国力」と考えて走ってきた日本。

それはこの国に大いなる豊かさをもたらした。

だが、ここでふと考える。

「資本が日本を捨てて出て行ったしまったら…。」

その時、日本に、そして国民に、いったい何が残るのだろう。

想像するだけで恐ろしいが、現実になる時が近づいているのかも知れない。

 

本日もお読み頂き、ありがとうございます。

※飲み屋のマスターの素人見解なので、間違いがあったらご容赦下さい。